上図の左側がプリンターで出力された状態です(形状の確認がし易いようにサフを吹いています)。なおサポートが残って見栄えの悪さも影響していますが、積層部の段差が如実に表れているのが目につくかと思います・・。
多分神経質な方やPC上でのデータが寸分違わぬクオリティで再現されていないと満足できない方には、到底直視が辛い状況かもしれません。
しかし、これをクオリティの高い光造形積層式で出力の場合、B社の見積もり価格によると3万8千円(肉抜きで3万円)との高額な数値がはじき出されましたが、廉価版のこの熱溶融積層式ですと、樹脂料としてなんと300円とのこと。
それに元々手仕事でアナログなフルスクラッチを経験してきた自分としては、パテを盛ってペーパーをかければ、右側の左半分のようにキレイに仕上がってくれるので、ある意味これで良いのではないかとも思っています。
要は、部位によって出力方法を使い分ければ、時間とコストとクオリティをバランス良く再現できるのではないでしょうか。それに今回の材質であるABSは切削性がほどほどに良く、下手に腰のないプラ板のように削り過ぎてしまわない点に好感が持てました。