映像が主というより、宇宙飛行士たちのインタビューの間に、映像が散りばめられて話が展開していく、という構成。エンドロールで、ディスカバリーチャンネルの文字も出ていたので、昨年放送されていた「NASA50年 宇宙開発の光と影」と併せて観れば、より宇宙開発史として楽しめるのではないか、と思う次第。
でも特に印象に残ったのは、最後に述べられたある宇宙飛行士のコメント。「その茫漠とした月世界から、地球の海に降り立ったとき、何て美しい景色だ。ここは(エデンの園)だ。そんな素晴らしい世界で生きているのに、なぜ不平・不満を言わなくちゃいけないんだ。あれ以来、わたしには不平・不満なんてないよ。」また別の飛行士は「この肉体に生命を持って生まれ、この美しい地球で人生を謳歌できるなんて、何て幸せなんだ」と。
このコメントを聞いて、何となくもう少し人生を楽しみましょうか、と思った次第(って、カッコ付け過ぎ?)。